知識ゼロからできる保護犬預かりボランティア    [一般家庭ボランティアが解説]

 

この記事では 保護犬ボランティアに興味があるけど

ボランティアって何をやるの?

どんなことをするの?を預かりボランティア10年継続し

現在も毎日保護犬猫と生活する我が家の様子を

お伝えできたらと記事を書きました。

 

 

ボランティアって何?

 

最近、各都道府県にボランティア団体が増えてます

 

ボランティアもいろいろ種類があります

譲渡会の運営スタッフとして搬送、設置、広告など。

我が家は 「預かりボランティア」です

海外では「フォスターファミリー」といいます

では

預かりボランティアって何?

預かりボランティアって何をやるの?

 

我が家は一般家庭です 大きな家ではありません (笑)

今まで300匹の保護犬猫の預かりをしました

 

 

⇓ 我が家で預かったフレンチ・ブルドック 生後3カ月

 

先にお伝えしておきますが

わたしはペット業界を叩きたいとか悪いなどと

発言しません

なぜなら 買う人がいるからペット業界は存在しています

現在 ペット業界は1.5兆円規模にまでなっています

需要があるから売るために犬、猫が必要です

加えて 私は殺処分反対!とも声を挙げません

このような声をすでに影響力のある

著名人の方々が声を挙げているので

かれらにお任せします

 

我が家は一般家庭、富裕層ではありません

毎日の生活の中でやれる事をやっています

無理したら続きませんしね

 

話しを戻しますね

 

業界の闇の1つである

売れ残った子達やブリーダーの元で繁殖犬のお仕事していた子達、

病気や障害をもって産まれてきた子はペットショップには並びません

では どこへいくのでしょうか?

 

この闇の中にストンと落ちた子達を

何とか幸せにできないものかな~と

我が家は考えました

 

繁殖リタイヤ犬は5歳が多く

まだまだ犬生があります

我が家から新しい家族へつなぐお手伝いをする

保護犬猫の預かりさんファミリーです

 

ボランティア団体に所属し10年経ちました

我が団体の保護犬猫たちはブリーダーの繁殖リタイヤ犬猫が

ほとんどですが行政機関からの保護もしています

ボランティアですが預かりに必要なフード、トイレシートなど

はすべて団体から支給されます

お金はかかりません

 

我が家では2匹までなら預かれるな~と

犬種、猫種さまざまな組み合わせで 常に2匹います

我が家のマイワンコ(元保護犬)が1匹 プラス 保護犬か保護猫2匹

合計3匹が我が家のリビングに常にいます

 

1匹の預かり期間は平均2週間

2週間ほど預かりして一般家庭はどういうものかを

ワンちゃん猫ちゃんに知ってもらいます

 

この子達は一般家庭を知りませんし散歩も知りません

  • テレビの音
  • 水道の音
  • 料理中のニオイ
  • 玄関のピンポンの音
  • テレビの音
  • 人の笑い声
  • 私が息子を叱る声 (笑)

などなど ブリーダーさんのところでは

経験した事のない

一般家庭のニオイや音や毎日のお散歩などを

体験してもらいます

 

 

すぐ適応できる子もいれば

ブルブル震えてしまい部屋の隅っこに居る子もいます

我が家で預かる期間はSNSで譲渡募集を開始し

その間、全ての子に以下を行います

  • 健康診断
  • 去勢手術
  • 医療処置が必要な子は治療する
  • シャンプーとトリミング
  • 必要なら無駄吠えとトイレのしつけ

あとはその子のペースで慣れるまでそっとしておきます

慣れて寄ってきたら 一緒に遊ぶ

 

希望ご家族が見つかれば実際に触れ合っていただく

希望者様と譲渡環境について打ち合わせ

問題なければ

1週間のトライアル(延長可能)

その後 譲渡またはキャンセルの流れです

 

 

10年間フォスターファミリーをしていますので

我が家から300以上の子が譲渡されました

多くの子には血統書があります

(譲渡の際は販売ではないのでお渡しはしません)

我が家のゲスト犬、ゲスト猫から卒業し

本当の家族を見つけ幸せになりました

 

そして1日も空けずに新しい子を預かります

次々とゲストの子は我が家にやってきます

 

犬種は小型が多いですが柴犬、コーギーなど

中型犬も預かります

猫種も様々です

おかげで沢山の犬種、猫種の飼育の勉強にも

なりました

ボランティアの代償として

彼らに多くの癒しをもらいました

 

 

簡単にお伝えしてきましたが

闇にストンと落ちた子も

引き上げられて幸せになっています

 

最近はボランティアグループでも

残念ながらビジネス志向の団体もあります

どんな世界にも闇がありますね

我が団体のスタッフは混沌とした今のこの世の中で

「保護犬猫に幸せになって欲しい」って一途に願う方ばかりです

 

我が家では預かりをしていく中で

「こんなかわいい子に幸せな家族が見つからないわけはない!」と

思い込んで生活を共にしています。

 

ただただ動物が好きなおバカ家族です

しかもお金に余裕がない家庭です

自分たちが保護されなければならない立場の

保護人間のファミリーです (笑)

そんな感じですから 保護犬猫たちと馬が合います

 

10年続けて活動できたのは彼らの癒しのおかげです

 

※ 写真はすべて我が家で預かりした保護犬たち